日本の未来を創るAI活用推進を目指して
Vponグループのデータ×AI企業であるVpon JAPAN株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:篠原 好孝)は、人口減少・労働力不足という日本社会の課題解決に貢献するため、「Vpon AI バリューデザインラボ」を設立することを発表いたします。本ラボはVponグループの経営戦略である”Sun Drying Project”(ウルトラAIシフト)の中核施策として位置づけられます。

設立の背景:日本社会が直面する課題
内閣府の令和5年版高齢社会白書によれば、日本の総人口は長期的な減少過程にあり、令和38年(2056年)には1億人を割り込み9,965万人となる見通しです。また、総務省の統計では、生産年齢人口(15~64歳)は1995年をピークに減少を続け、2050年には5,275万人(2021年から29.2%減)に減少すると予測されています。
このような人口構造の変化に伴い、厚生労働省の令和6年版労働経済白書では、多くの産業で人手不足が深刻化し、特に「宿泊・飲食サービス」や中小企業などでの不足感が顕著であることが報告されています。特に地方においてはこの傾向がさらに強く、地域間格差も拡大しつつあります。
こうした状況において、社会全体の生産性向上は喫緊の課題となっており、AI技術の活用が不可欠です。
Vpon AI バリューデザインラボの使命と今後の展開
「Vpon AI バリューデザインラボ」は、「AIと共に、日本各地の挑戦をかなえよう」をテーマに、弊社が長年培ってきたデータ解析技術とアジア最大規模のデータ基盤を活かし、以下のような取り組みを展開してまいります。
1.Vponのノウハウを活用したAI実装支援事業の開始
独自のAI技術とデータを強みに、特に人口減少・労働力不足が深刻な地方自治体やDMO(観光地域づくり法人)、地域企業向けにAI導入・活用支援を行います。データに基づく意思決定プロセスの構築やクロスボーダーDX支援により、地域社会の生産性向上と持続可能なビジネスモデルの創出を支援いたします。
2.多様なAI活用プロジェクトと連携の推進
今後、さまざまなAI活用プロジェクトの立ち上げや自治体/DMO、企業等との連携を通じて、地域社会が抱える多様な課題解決に貢献してまいります。オープンイノベーションの理念のもと、幅広いパートナーシップ構築にも取り組んでまいります。