― Vpon × Cool Japan が紡ぐ“クロスボーダー新時代” ―
2か月前、夢洲の夜空を締めくくった最後の花火とともに、半年間にわたる「2025 関西・大阪万博」は幕を閉じました。
累計 2,500 万人以上が来場し、日本と世界の文化が交差する場となりました。
本記事では、Vpon のデータをもとに万博が映し出した新しい旅行者の姿と、そこから見えるクールジャパンの未来をわかりやすく紹介します。
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万博が映し出した “新しい旅行者像”
万博会場を訪れた多くの人は、写真や動画で瞬間を記録し、SNSで共有するなど、旅マエ®、旅アトを通じてデジタルで体験を楽しむ層が中心でした。
特に台湾の来場者は、Vponのデータ上でも際立った特徴を持ちます。
▼ Vponデータが示す「台湾来場者」の特徴
万博来場者の中でも、台湾の旅行者は際立った存在です。
- 海外渡航率:一般層の2倍以上
- 購買力スコア:93 / 100(※Vpon予測モデルによるスコア)
- 主な関心領域:旅行・テクノロジー・健康・グルメ
- 行動特性:日本文化の“体験・発見・共有”に積極的
こうした行動特性は、万博の価値をさらに引き上げた存在だと言えます。
※購買力スコア:Vponのデータモデルによる消費力指標(満点100)
スコアが高いほど購買意欲・消費活動の活発さを示す。
“類似オーディエンス”が示す、新しい「コト消費」トレンド
VponのAI ソリューションは、万博に来場していない人の中からも“来場者と近い価値観・行動パターンを持つ層”を抽出することができます。
これを「類似オーディエンス(Look-alike)」と呼びます。
「万博に行った人と近い行動パターンを持つ消費者」をデータで発見できる仕組み
以下のような層が含まれます:
台湾で民宿を選び、自分らしい旅を楽しむ層
テーマパークなどで、体験価値を重視する層
夜のバーで、雰囲気やストーリー性を楽しむ層
彼らは共通して“モノではなく、体験そのものに価値を見出すコト消費型の層”と言えます。
クールジャパンが向かうべき “文化価値の再設計”
クールジャパンは、単なる「日本文化の海外発信」ではありません。
人口減少・市場縮小が進む日本にとって、文化を100兆円規模の新産業へ転換する国家的テーマです。
ここにVponがクールジャパンDXに取り組む意義があります。
① 文化の熱量を “感覚” から “データ” に変換するため
日本文化(旅行・食・アニメ・地域文化など)は世界で評価されていますが、「誰が」「どこで」「何に価値を感じているか」は可視化されていません。
Vponはアジア9,000万人規模のデータとAIを活用し、以下を明確にできます:
文化への共感ポイント
国別・エリア別の嗜好性
体験価値への反応
これは文化を“産業”として育てるための重要な土台です。
② インバウンド × アウトバウンドの両軸で支援できるため
クールジャパンの成功には
訪日客の理解(インバウンド)
日本企業の海外展開(アウトバウンド)
この両方が不可欠です。
Vponはアジア各国にオフィスを持ち、広告・データ分析・現地マーケティングを提供しており、日本の魅力を「アジアへ届ける」「アジアから日本へつなぐ」両方向で支援できます。
③ 民間企業として “文化 × データ × 産業” の新エコシステムをつくるため
クールジャパンは官公庁だけでは実現できません。
民間企業のアイデア・スピード・現場力が必要です。
Vponは:
文化の価値のデータ化
地域・企業ブランドの発掘
海外需要創出のモデルづくり
を通じて、民間主導のクールジャパンDXモデルを確立しようとしています。
「日本の文化を100兆円の新産業に押し上げるための仕組みをつくること」
「クールジャパンDXサミット 2025」を11月21日に開催
Vpon JAPANは今年も「日本の魅力で世界を元気に!」をテーマにクールジャパンDXサミット 2025を開催しました。
▼ 主なテーマ
クールジャパンの力で文化と経済をどう再構築するか
データインサイトで新しいインバウンド潮流をどう生み出すか
地域文化を世界へ発信し、新しい価値をどう創るか
11月21日のオフラインサミットに続き、12月17日にはオンラインDayを実施します。